視察⑥ ミャンマー・ヤンゴン

今回の現地視察とネットワーク構築もミャンマーが最後となりました。

長く続いた軍事政権から民主政治へと舵を切った2011年頃から、「アジア最後のフロンティア」と称されメディア露出が増えたミャンマーは海外投資先として高い注目を浴びてきました。その理由にミャンマーの「安価な労働力」、「国内消費が見込まれる人口」、「日本人に近いミャンマー人気質」が挙げられ、海外進出を狙う日本企業もこぞって現地視察ツアーに訪れています。

かつては隣国タイ・バンコクの日本人駐在員が日常品の買い出しに来るほどミャンマーのヤンゴンは栄え、軟禁から解放されたアウンサンスーチー女史が再びバンコクを訪れた際、その発展ぶり(言いかえれば軍事政権のために遅れた自国の発展)に涙したほどだったとか。

国内最大の都市、ヤンゴンをはじめて訪れたのが2012年。発展最後進国のミャンマーが「アジア最後のフロンティア」といわれ始めて間もなくの当時、オープンしたばかりのヤンゴン最大級のショッピングモールJunction Squareを訪れましたが来場者はごくごくまばらでした。また、欧米並みの品揃えが人気の高級スーパーマーケットCity Martが店舗数を増やし、数少ない市内の宿泊施設が急増する観光客や視察団体のために慢性的に不足していたりと、街が変化し始めているのを肌で感じることができました。

あれから3年。ヤンゴンは前回の訪問時に比べ驚くほど車が増えていました。市内の移動は確実に以前の2倍以上の時間を見ておく必要があるほど。Junction Squareは飲食フロアも雑貨フロアも充実し、来場客も増えて賑やかに。ホテルの予約サイトにはおしゃれでリーズナブルなビジネスホテルから高級ホテルまで3年前にはない新しい名前が連なっていました。

現地では日本企業のミャンマー進出を支えるコンサルティング会社、旅行代理店、日本食店を複数店舗展開するオーナーと打ち合わせさせていただきました。それぞれ業種は違いますが、みなさん「ミャンマーでの起業は大変」といわれます。進んでいないインフラ整備やまだ安定していない国内の政治情勢などがその原因でしょうが、それでもミャンマーを選ぶ理由は「これから必ず爆発する時が来る」から。

確実に発展をしてはいるもののメディアで寄せられている期待通りの経済発展がいつ起こるかは誰にも分かりません。現地の日本人ビジネスパーソンは皆、これから近い将来のために今着々とミャンマーで準備を進めているところです。